提灯のある風景は、どんな風景?
提灯のある風景、あなたなら、どんな風景を思い起こしますか?実に色々な使いかたがされていますが、私はやっぱりこの季節、お祭りの提灯ですね。
例えば、盆踊り会場に並んでいる提灯や、屋台の提灯。どれもこれも夏の風物詩です。もちろん、夏だけじゃなくて、それ以外の季節ですと、春は花見に、秋は秋祭りに、冬はやっぱりお正月のお寺や神社にと本当に色々な場所に飾ってあるものですよね。日本の文化のなかでこれは絶対に欠かせないものになっていると思います。
こうして見ても、提灯は「お祭り」に縁があるものみたいですよね。趣味で集められている方も多いらしいということですので、他にも結構いろんな種類があると思うんです。それに、各土地で名前の入ったものなども多いですよね。こうやって考えてみると、とにかく縁起物です。
そういえば、我が家にも今、提灯が二つ飾ってあります。おりしもお盆ですので、盆提灯が二つ。これを飾ると、御先祖様が来るのかしら、と不思議な気持ちになるとともに、もうすぐ夏も終わるのかなぁ、と少しさびしい気持ちになります。日本人の習慣には欠かせない提灯。いつか、自分でもオリジナルのものを作ってみたいな、って思っています。
万灯みたま祭の提灯
提灯といえば、お祭りを思い出す。私の実家の近くの神社では夏になると「万灯みたま祭」という祭りが行われる。毎年子どもたちの書いた絵や書を提灯に貼り、奉納するのであるが、通っていた習字教室が毎年出していたため、私も書いた。どのような文字を書いたかは覚えていないが、いつもより大きくてしっかりした和紙に書くのは、半紙よりもにじんで難しかったことを覚えている。
みたま祭当日は神社の境内に出店が並び、提灯がともされる。やぐらが組まれ、そこでは盆踊りが行われていた。小学生の頃は自分たちの書いた書を見がてら、出店目当てに毎年遊びに行ったものだ。まず神社におまいりを済ませ、自分たちの書を探し、そして出店を物色する。カキ氷、チョコバナナ、カステラ、たこ焼きなど、友達と分け合いながら買い食いするのは本当に楽しかった。
神社ではその他にもおまいり用の小さな手持ち提灯を販売していた。棒の先に赤と白の縞模様の小さな提灯がついており、中にろうそくが入っている。確か300円か500円か、そんなものだったと思うが、それを買うと神社で火を入れてくれる。例年、祖母に頼まれて買って帰るのだが、火が燃え移るのではないかと心配になりながらそろそろと歩いて持って帰った記憶がある。
結婚して実家を離れ、4年になる。みたま祭の時期も終わった。今住んでいる岐阜でも同じように子どもの書画を提灯にしたてて奉納する神社があるそうだ。明日から、提灯に灯をともすと聞いた。もちろん出店も出るらしい。何年ぶりかに行ってみようと思う。今は小さい息子もまた、私と同じように提灯を持ちたがるだろうか。
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